profileage:44 sex:MALE residence:ibaraki occupation:engineer favorite: *Machintosh *Photographs *Watching Birds *Classic Music *Movies *Reading Books *Making Models *Swimming *Zen linkAmazon Japan フォロー中のブログ
カテゴリ
最新のトラックバック
以前の記事
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2005年 02月 17日
原潜座礁事故で明るみに出た「海図の精度」問題
潜水艦好きの私としては見過ごせないニュースです。米海軍の最新鋭艦でも「正確な海図」がないと通常の航行が出来ないのですね。不正確な地図に基づいてドライブするのですから文字通り、「船、山に登る」で海山に衝突したとか。死傷者がでてしまったのは誠に残念です。先日の某国の潜水艦が南西諸島で領海侵犯した事件も、宮古島と石垣島を誤認したのが原因との噂もあるぐらいですし、海の中はまだ完全な海図がない状態なのですね。陸上の地図であれば衛星の画像でかなり正確な地図が作製できるみたいですが、海の中の地形はさすがにまだ衛星画像から作成できず、なんと18世紀のキャプテンクックの測量結果が使われているところもあるのだとか。最新鋭原潜が18世紀の帆船が測量した数値を元に航行しているなんて、なかなかすごい話ですね。キャプテンクックの航海日誌は今岩波文庫で全6冊の刊行が進んでいます。3冊目まで読みましたが、本当に日誌なので、ブログを読むみたいで面白いです。食料に関する苦労や、船員の素行不良の対策、寄港した港でのトラブル、先住民との関わりなど、淡々とつづられていますが、フロンティア精神に溢れていて、楽しめます。 で、海底の地形図作成のため、「海を透明に変えられるような何か」の技術開発が進められているらしいです。これは、何も「軍事用」に限ることなく、先日大きな被害をもたらした津波なども海底の地形の情報が正確になることにより、対策が進むはずです。得られた技術をそう言ったところにも展開して頂きたいですね。 「海を透明に変えられるような何か」と言えばやはり、「ローレライ」でしょう。
by f16fightingfalcon
| 2005-02-17 08:23
| News
|
ファン申請 |
||