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2005年 05月 16日
都心で落雷、ひょう 広範囲に不安定な空模様
今日は東大の安田講堂で開かれた日本気象学会の公開シンポジウムに行ってきました。「地球環境の進化と気候変動」と題した一般向けの講演会で、8人の先生方が地球の気候や環境の変化を予測するために様々な角度から研究されて来た成果を一般向けに分かりやすく説明してくださるシンポジウムでした。地球環境の予測のためには、これまでの気候の変動を調査する必要があり、南極の氷や海底を含む地層、湖の堆積物や珊瑚に至るまで、年輪を刻むものを調査し、気候の変動を確認し、そのメカニズムを考察されていて、全くの門外漢ではありますが、面白く聞くことができました。中でも首都大学東京の福澤先生がお話しになった、「地球環境の変遷と文明の盛衰」と題したお話、70年代に将来を予測したローマクラブの「成長の限界」が、2000年の段階でかなりの精度で予測できていて、2020年頃に限界を迎えて人口や産業活動が低下していくことが予測されていることが紹介され、このモデルを、紀元500年頃人間が到達してからの栄枯盛衰を、イースター島の調査を通じて検証された結果を紹介していただきました。イースター島は大洋中の孤島であって、クローズされた環境であるため、火山の火口にできた火口湖の中の堆積物から森林の状況や人間の生産活動の状況などの痕跡が検証できるそうです。その結果、見事にローマクラブが予想した「成長の限界」が見られることが分かります。ただ、シミュレーションの結果とあわない点があり、その辺りは「気候変動」を考慮する必要があると考えられているそうです。本当に予想通りに限界がくるのかどうか、よくわかりませんが、21世紀は「予測と制御」の時代で、正確に予測することにより、より良い制御ができることを期待したいと思います。 この話を聞いているときに、雷鳴が轟き、ものすごい勢いで雨が降っていると思ったら、ひょうも降ったようですね。さすが気象学会だけあって、雷に動じる人はいらっしゃいませんでしたが、気象学者の皆さんは、予想されていたのでしょうか。
by f16fightingfalcon
| 2005-05-16 00:41
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