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2005年 05月 19日
理系研究者、女性は11% 政府の男女共同参画白書
「男女共同参画白書」によると、「少子化や理科離れが進む中、科学技術分野の研究者で女性が占める割合は11・6%にとどまっていることが分かった。主要国の女性研究者の割合は米国32・5%、フランス27・5%、英国26・0%、ドイツ15・5%などで、日本の比率は極めて低い」そうです。「科学技術分野」の研究者がどの範囲をさすのか分かりませんが、いわゆる理科系の大学で、どのぐらい女性が入学し、研究者として定着しているのかが問題だと思います。単純に現状の人数が「少ない」ことを問題にしても、これまでの蓄積でそうなっている訳ですから、本質ではありません。もちろん、11.6%以上の女性が大学の工学部や理学部に入学しているにもかかわらず11.6%にとどまっているなら、確かに問題です。私が大学に入った25年前は、工学部など学科によっては「女性の入学実績ゼロ」というところがまだ少なからずあったと思います。私は化学系なので、所属していた学科の女性の比率が多かったですが、20%程度だったと思います。そんな状況で、今現在女性の比率が少ないということを問題にするのは少し本質からずれています。 むしろ、「研究者」そのものの扱いが、どこかおかしい様な気がします。今後の日本の科学技術を発展させるためには、男女の格差などが問題にならないよう、研究者の後継育成を健全な形で進めていく必要があると思います。
by f16fightingfalcon
| 2005-05-19 18:47
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