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2005年 06月 09日
現場カーブでブレーキも 試験走行で事故調委
<尼崎脱線事故>現場などで試験車両走行へ 事故調査委 ようやく再会に向け、原因究明も本格化してきたようです。記録された速度などの数値から状況を復元するのは大変なことだと思いますが、原因究明のためには必要なことであり、そのための現場での実験は必要となるでしょう。ただ、現場であれば数値の再現はできても、本当の原因がシミュレーションだけでは分からない場合があると思います。もちろん、現場で本当に「脱線」させる訳にはいきませんが。 1979年までは、北海道の狩勝線(石狩と十勝を結ぶ、今の根室本線の一部)が、1966年に新しい路線に切り替わった際に、旧線を「狩勝実験線」として活用していました。「旧狩勝線を楽しむ会」サイトによると、1967年から2年間は当時多発していた貨車の脱線事故の研究のための脱線実験を、 1969年には競合脱線解明実験を、1970年には電気機関車の走行試験を行いました。 1973年には車両火災実験、1976年にはボギー貨車脱線試験を行い、 1979年競合脱線の原因究明と防止対策確立のために最後の実験が行われた、とのことで、それ以降はシミュレーション技術の進歩もあり、大掛かりな「脱線実験」を行っていないのかも知れません。トレインシミュレーターで訓練する運転士さんたちに「カーブのスピード制限はなぜあるのか」と言ったことを「身を以て」体験できなくても、実物の車両が脱線するところなど、見ておくと参考になるのではないかと思います。 シミュレーションは、ある理論や仮定に基づいて計算する技術で「現実と合わない」ことが起こるのは仕方ないですし、合わない部分が科学や技術を進歩させます。是非、より安全な技術のため、実験を行っていただきたいと思います。
by f16fightingfalcon
| 2005-06-09 06:37
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