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2005年 07月 03日
天下り受け入れ停止検討 日本経団連
「天下り」は、いわば「中途採用」ですから、必要な能力を持った人を採用して活躍していただく、という意味では全く問題がありません。企業側が「必要な能力」として、「役所とのパイプ」を期待してしまうからこのようなことが起こるのでしょう。如何にも「今回に限らず、公共事業で談合が行われるのは『天下り』を受け入れているからである」というような日本経団連の説明は納得できません。背景にあるのは「天下り」という現象ではなく、「天下りを受け入れてしまう役所と企業の関係」にあるはずです。そこにメスを入れない限りは天下りを受け入れようと停止しようと、いつまでたっても手を変え品を変え、談合は続いて行くのでしょうね。 「経団連は、独禁法改正をめぐる議論で、官製談合の多発を指摘。企業への罰則強化だけでなく、発注者側が処分される仕組みになっていない法制度を見直す必要性を強調してきた。」 談合が官製であろうと民間で結託しようと、第一義的には「談合」を行った企業が悪いのです。「法制度」が良くないから談合がなくならない、というような程度のことで「コンプライアンス」重視など、全くの絵に描いた餅でしょう。先日亡くなられたヤマト運輸の小倉昌男元社長のような、毅然とした態度の経営者、日本経団連にはいないのでしょうか。
by f16fightingfalcon
| 2005-07-03 11:53
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