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2005年 07月 12日
<天下り>経団連が「自粛」見送る 企業、官庁の反発で
天下り停止、一転見送り 奥田経団連会長 天下り「今すぐ対応せず」=経団連、条件など検討 7月の初めに「天下り停止」を宣言した奥田会長の今回の発言は、「(天下り停止を)考えたが難しい。公務員は行くところがなくなり簡単にだめとは言えない」とのことです。企業の従業員として採用する訳ですから、その「幹部級公務員」がなんらかのスキルを持っていて、その企業でどのように活躍してもらうのか、それ自体はその企業の責任であり、権限であるはずです。長年公務員として行政に取り組まれた方ですからそれ相応のスキルをお持ちなのでしょう。要するに、企業が「何を期待して」幹部級公務員OBを採用するのか、その点をはっきりすれば、天下りであろうと中途採用であろうと、「人材活用」という観点から望ましい事です。単純に公務員の「雇用確保」と言う点で協力せねばならないから、停止しない、という事であるなら、天下る幹部級公務員の経歴やスキルと、企業での職務を可能な範囲で公開する事が必要だと考えます。個人情報や企業の営業秘密と言った問題、さらには憲法で保証されている「職業選択の自由」の問題等ありますが、国民の税金でキャリアを積んだ方々ですから、受け入れる企業としても、その程度の情報公開は必要だと考えます。「談合」など不正行為の温床にならない、という事をどうやって確保して行くかが課題だと考えます。 幹部級公務員、かなりの処遇を受けておられるはずなので、退職後の雇用確保など、民間人より遥かに恵まれているはずですから、本当に「雇用確保」が必要なのか否かちょっと疑問です。
by f16fightingfalcon
| 2005-07-12 00:02
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