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2005年 07月 28日
2審も憲法判断せず=靖国訴訟で賠償請求退ける=
憲法判断せずに「不当」 靖国敗訴で原告会見 予想通りの判決ではあります。「精神的苦痛を受けた事に対する損害賠償」と言う形での訴訟の限界を示しているのではないか、と思います。この結果、「訴訟の意味が分からない」ような受け止め方をする方々が出てくる訳です。この方々の本当の目的は損害賠償でもなんでもなくて、この首相の行為に対する「憲法判断」を求めている訳で、何らかの形で「訴訟」を起こさない事には「憲法判断」を司法にしてもらうすべがないのでこのような形での訴訟を起こしているのだと理解しています。しかしながら、訴訟の内容自体がいわば「門前払い」を食っているため、「憲法判断」を要求しても「利益がない」と逃げられてしまう訳です。従って、原告が敗訴したからと言って「合憲」という判断がなされた訳でもない事には注意する必要があります。今回の判決は、徹底した門前払いですから首相の参拝について「公的/私的」行為の判断すら行っていません。 本当に問題がないのであれば、堂々と「合憲」という判断をされれば良いと考えますが、何故憲法判断から逃げているのか理解に苦しみます。国民の権利として、一定の要件を満たせば「憲法判断」を求めることが可能になるよう制度を整える必要があるのではないかと考えます。
by f16fightingfalcon
| 2005-07-28 01:47
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