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2005年 07月 31日
<太陽系惑星>「最も遠い10番目」を発見 NASA研究所
太陽系10番目の惑星発見=NASA発表 私が中学生の頃読んだ天文の本に、「第10惑星が冥王星の外側でほかの太陽系の星と逆回りしている事が予想されている」などと読んだ事を思い出します。その本が書かれた頃からおそらく50年近くたって、カイパーベルトだとか、オールトの雲など新しい事実がいろいろと発見されており、また、木星や土星、天王星、海王星にはパイオニアやボイジャーと言った探索機が飛んで行き、火星には着陸して探査しています。その本を読んだ当時と比べると太陽系や銀河系の概念が大きく変わっているのでしょうが、「太陽系の第10惑星発見」、というとロマンを感じます。 昔習ったボーデの法則やケプラーの法則に当てはめてみると、 平均距離(AU) ボーデの法則 周期(年) 周期^2/距離^3 水星 0.39 0.4 0.241 0.98 金星 0.72 0.7 0.616 1.018 地球 1.0 1.0 1 1.000 火星 1.5 1.6 1.9 1.070 小惑星 2.7 2.8 4.6 1.075 木星 5.2 5.2 12 1.024 土星 9.5 10.0 30 1.050 天王星 19.0 19.6 84 1.029 海王星 30.0 38.8 165 1.008 冥王星 39.0 77.2 248 1.037 第10惑星 97 154.0 560 0.344 (小惑星はケレスの値) 既に海王星が発見された段階でボーデの法則から予想される軌道半径からはずれてきていたのですが、ケプラーの法則(軌道半径の3乗と周期の2乗が比例)にはよく一致していました。今回発表された情報(軌道半径145億km[97AU]、周期560年)から計算するとかなりずれているようです。ケプラーの法則はニュートンの万有引力の法則から導かれますので、100AU(天文単位:地球と太陽の距離を1とした値)も離れると太陽以外の天体からの引力の影響などいろいろと考えられ、大きくずれてしまうのかもしれません。探査機が惑星に接近して観測した際に地上から見えなかった衛星が山ほど発見されたように、見えるようになればこの付近の惑星が発見されるのかもしれません。「軌道を占有するある程度の大きさの天体」というのが定義らしいですから、かなり曖昧です。 ちなみに、天王星、海王星が発見されてからようやく1周したところで、冥王星はようやく1/3周程度で、本当に惑星なのか議論があるところです。今回の惑星、あと560年経って1周しないと本当に惑星なのか、分からないのかもしれません。
by f16fightingfalcon
| 2005-07-31 12:38
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