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2005年 08月 31日
<海上自衛隊>人事管理に成果主義導入 米海軍モデル目指す
民間企業があれだけ「失敗した」と言われ、さらには見直しをかけ始めている時期に、あえて成果主義を導入されると言う事ですからよほど自信をお持ちなのでしょう。「海上自衛隊員としての成果」とは何か、また、その成果を達成するために隊員の皆さんが「権限」を持っているのか、など気になってしまいますし、現行法上ではかなり限定されたものになってしまうのでしょう。また、想像するに、「完全なルーチンワーク」と「全くの例外」からなる業務の連続だと思われますので、評価されるべき隊員の方々の裁量の範囲が極めて狭いでしょう。結局、ここであがっているような「専門技能」「指揮・統率」「資格」などと言う事になってしまい、自衛隊が壮大な「資格取得のための専門学校」と化してしまうかもしれません。「パソコンを使ってデータ管理」というのもあまりにも安易です。適材適所の人員配置が出来る事は、管理職として組織を統括する人の最低限必要な素養であるかと思います。それが、4万5千人の組織に対して研究費として450万円、一人当たり100円の支出で研究できてしまうような簡単な事でもないと思います。 「海自といえば新入隊員時代には手旗信号、ロープ作業などの基礎をたたき込まれ、艦長以下が運命共同体意識を持つ“海軍魂”が色濃く残る世界」で、「伝統墨守・唯我独尊」と皮肉られているそうですが、映画「亡国のイージス」でも最新鋭のイージス艦から最終的に連絡を取った手段が「手旗信号」でしたし、「エグゼクティブ・ディシジョン」や「レッド・オクトーバーを追え」では今は亡き「モールス信号」が重要な役割を演じていました。「基礎」として叩き込まれるような部分がなくなってしまうと、映画の設定に困ってしまうかもしれません。最新鋭の通信機器に頼っていると、「クリムゾン・タイド」のような事が起こってしまいますし、「エアフォース・ワン」では肝心なところで携帯電話の電池がなくなってしまいましたね。 我が国の安全のため、日夜訓練や業務に励んでおられる隊員の皆さんのためにも、このような制度導入は考え直された方がよろしいかと思います。
by f16fightingfalcon
| 2005-08-31 23:26
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