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2005年 09月 21日
<ナノ化粧品>独自試験で安全性の検証へ 粧工連
気がつくと「ナノテク」がいろいろなところに使われていたりします。化粧品についてもお肌を白く見せるための「顔料」である酸化チタンや酸化亜鉛の粒子が昔から使われていて、粒を小さくするほうがきめ細かくきれいな表面になるので、かなり早い段階から超微粒子、ここで言うナノテクによるナノ粒子が利用されているようです。通常、粉末は粉末だけで乾いた状態で存在すると、舞い上がって空気とともに吸い込んで肺の中まで到達し、どのような障害があるかわかりませんが、液体中に分散したペースト状のものであればそのような心配はないと思います。ただ、化粧品として使用した際には最終的に液体が乾燥し、粉末に戻って空気中に拡散し、それを吸い込むことが考えられます。このようにして吸い込んだものが蓄積した場合、将来的にどのようなことが起こるのかはおそらく「何か起こるまで」わからないでしょう。使われている物質は極めて安定なものなので、それ自体、人体に作用するわけではないですが、赤ちゃんに使用するシッカロールなどと同じ成分です。ただ、これも大量に吸引した場合は急性の呼吸器系の障害を引き起こす場合があることを聞いたことがあります。 ここで言う安全性、というのは急性毒性に対する安全性の確認で、一時的に大量に吸い込んだ場合の危険性などを動物実験等で確かめようということだと思います。そこに問題があるようだと、市場には出せないので、おそらく問題ない、という結果でしょうが、粒子が細かくなった場合に元の物質とは異なる機能を期待するのがナノテクですから、新しい基準で安全性を評価するべきかもしれません。どんなにシミュレーションが発達しても、予想するのは困難な世界です。
by f16fightingfalcon
| 2005-09-21 08:29
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