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2005年 11月 06日
<将棋ソフト>将棋連盟が対局禁止令 どのくらい強いの?
<将棋>瀬川さん、プロ試験合格 通算3勝2敗 将棋ソフトと森内名人との対戦、角落ちで無事森内名人が面目を保ちました。将棋ソフトとハードウエアの進歩が著しく、名人に角落ちまで迫ったと見るべきでしょう。勝負ですから圧倒的に力の差がない限り、負ける場合もあるわけで、必ずプロ棋士側が勝たねばならないということでもないと思いますので、もっと気楽に対戦を楽しめばいいのだと思いますが、いい勝負をする将棋ソフトが現れると、プロとしては面白くないかもしれません。プロ相手にかなりの戦績を残している「最強アマチュア」瀬川晶司さんもプロ参入試験に合格し、めでたくプロとなられたわけですが、いくら強くても「将棋ソフト」をプロと認定するわけには行きません。アマチュアに負けてプロとしてはやはり面白くなかったのでしょうが、相手が人間であれば、人間同士の知恵で解決できる問題です。 私なりの理解では将棋のソフトで一番難しいのは、ある局面の優劣判断を数値化せねばならないことだと思います。ソフトといってもコンピュータですから、数値化して評価する手段を持たない限り、将棋ソフトが最善手を選択する手段がないわけです。その、優劣を数値に換算する関数が優れているほど、ソフトとしては高性能になると思います。あとは先を読む際いかに効率よく判断するか、あるいは評価関数を計算する際の効率だとか、ソフトとしての優劣はあるかと思いますが、基本的に無限のハードウエアの資源があれば、勝敗は局面の評価関数で決まると思います。そういう意味では、プロ棋士の皆さん、手を読む能力だけでなく、評価関数に相当する大局観をお持ちなのだと思います。このあたり、まだソフトウエアとして表現することが難しいところでしょう。 いま、いろいろなところで導入されている「成果主義」というのは、つまるところ同様な作業をやっているのだと思います。今までは人事権者が大局観に基づいて、事業の先を読み、必要な人を適切に評価していたところを「透明化」するために成果の数値目標を導入した、ということですが、今のところまだ適切な「評価関数」を持っているところは少ないように思います。適切な評価関数がないままに導入された成果主義は逆効果で、運営に失敗する例が多数出ているようです。将棋の局面を判断する評価関数のみならず、評価関数の開発は非常に困難なものだと思います。 話が将棋から飛んでしまいましたが、数年前に買った将棋のソフトはアマチュア初段の私でも駒を落として勝てる程度でしたが、最近のソフトは強すぎてなかなか勝てません。ただ、ソフト相手に駒落ちで指しても「指導対局」とは言えません。やはり将棋は人間同士がぶつかるところに醍醐味があるのだと思います。10年後には名人と互角に渡り合えるのでは、との予想に対して森内名人がおっしゃった、「そんな時代が来れば、人間が将棋の新たな面を学べるかもしれない。コンピューター将棋の進歩は私たちにとっても、プラスになると思う」要する人間離れした手を考えるにコンピュータをツールとして使えばいいのだろうと思います。 最後になりましたが瀬川さん、おめでとうございます。
by f16fightingfalcon
| 2005-11-06 23:09
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