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2005年 11月 19日
<大型店>郊外出店規制へ 商業地域に限定
私も地方都市に住んでいて、この20年ほどの間に、市の中心部が「シャッター通り」となっていく姿を目の当たりにしました。郊外大型店舗、と言うほどではないですが、公共交通機関を使っていくとかなり不便な場所に「大型駐車場完備」の店が出来てきて、それらの影響で駅前の商店街が寂れ、その後駅前の再開発で駅前に大型店舗が来たために、もとからあった店が閉店することになってしまっています。結局のところ、「大型駐車場」がないとお客が来ない、と言う状況で新しく出来た店も「駅前だから」と言うことではなく「より大きい駐車場」がある、と言うことで集客が出来ている状況です。街中の個人商店や商店街が「大型駐車場」を用意するわけには行きません。コンビニエンスストアでも、以前は酒屋さんが業態転換した店がたくさんあったのですが、近くに大型駐車場を備えた大型店が出来てしまうと、お客は車を駐車しやすいほうに流れてしまうので、駐車場のない店は閉店に追い込まれます。単純に大型店の出店を制限したからと言って「都市そのものの衰退」に歯止めがかかるわけではないと思います。「車を使うライフスタイルが定着した」と言う理由で公共交通機関を廃止に追い込んだりしながら、「車では使いにくい町の活性化」という相反する施策を進めようとしているように思えます。「昔に戻す」と言うことではなくて、総合的な対策が必要だと思います。もちろん、小型店や商店街が、集客できるだけの魅力をもった街づくりをやっていく必要はありますが、現状、私の住む街ではここの努力で対応できる範囲を超えていると考えます。 大型店(に関する土地利用規制)も交通機関も監督官庁は「国土交通省」ですが、「旧建設省」と「旧運輸省」の関係で、このようなちぐはぐな対応になってしまうのでしょうか。
by f16fightingfalcon
| 2005-11-19 08:17
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