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2005年 12月 01日
中国化学工場爆発の汚染水、数日中にもロシア領内へ
日本海にも影響の可能性 極東の河川汚染 中国吉林省の石油化学工場の爆発事故で流出した汚染水がアムール川を経由して日本海、オホーツク海に流入する恐れがあり、環境汚染が心配されます。事故の概要や汚染の程度、内容が良くわからないのでどれほどの影響があるのか想像できませんが、流出した汚染水が約100t、ベンゼンがどの程度含まれていたのかもよく分かりません。 教授によると、冬にはアムール川の氷が海に流れ込んでおり「氷の中で濃縮された有毒物質が日本海やオホーツク海を汚染する可能性が非常に高い」と警告した。「濃縮」される、と言うのはあくまでも汚染水に含まれる量が凍って、流氷とともに日本近海に到達する、と言う恐れを言っておられるのでしょう。決して、ベンゼンや汚染物質の量が増えるわけではありません。ベンゼンは沸点が80℃、融点が5.5℃、比重が0.88ぐらいですから水より軽く、水にはほとんど溶けませんので、水に浮いた状態で凍っているのではないかと考えられます。製品安全データシート(MSDS)によると、がん性などが懸念される物質です。日本の水質汚濁防止法で決められている工場排水などの環境基準は、例えば東京都であれば1リットルあたり0.1mgと決められていますから、100tの水であれば100000mg、つまり100gが上限となります。おそらくこれ以上含まれていたんでしょうけれど、日本に到達するまでにかなり拡散しますから、この程度の基準には収まるかもしれません。夏場であれば表面に浮いていて、いずれ揮発してしまうと思われますが、今の気温では無理でしょう。いずれにしても、流出した物質と量を早急に調べ適切な対策をとることが必要です。 せっかく国立公園の海上の範囲を広げた世界遺産・知床の生態系への影響が懸念されます。
by f16fightingfalcon
| 2005-12-01 02:02
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