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2005年 12月 20日
細胞研究で主張、食い違い クローン犬論文にも疑問符
ES細胞疑惑で調査開始 ソウル大、黄教授を聴取 日本でも最近「データ捏造」が同じような分野で発生していましたが、ノーベル賞級の研究を捏造するなど、韓国もスケールが大きいです。日本の捏造は研究費を獲得するためであったり、成果を誤魔化すためであったりしているようですが。 このようなことで調査を始めても、最先端分野であるがゆえに、最先端の学者にしか分からない領域で、なかなか真相は明らかにならないですし、彼らの切り札として「資料がすでにない」と言うような話になってしまうことが多いようです。結果的に「再試験」などということに落ち着くようですが、もともとがかなりの研究費を使わねばならないようなバイオの仕事は、すでに論文になった事項が正しいかどうかを検証するだけで相当な経費がかかるので、実際には行われないような気がします。それなりのレベルの人がやらないと真相は分からないでしょうが、やらされる人がかわいそうです。 この分野に限らず、研究者に「競争」と言う論理を持ち込んで、資金配分するというようなやり方の歪が露呈したように思います。競争的な資金配分も必要でしょうが、一定の能力のある研究者の方々が落ち着いて研究を進められるような制度も一方では必要だと思います。競争が激しい分野など、「成果の競争」ではなくて「資金獲得競争」になっているのではないかと心配です。分野やテーマによっては、結果が出るまでの期間に差があるので、落ち着いた取り組みがなされる必要がある分野もあるはずですが、そういう取り組みがやりづらくなっているのではないかと危惧します。これからこのような捏造が増えるのではないか、あるいは、捏造しなかったとしても、大きな成果が期待できないのではないかと考えます。
by f16fightingfalcon
| 2005-12-20 08:36
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