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2005年 12月 30日
<ES細胞>ソウル大教授、昨年もねつ造か 韓国紙が報道
世界初のES細胞も捏造か 韓国紙が報道 米サイエンス誌、ソウル大黄教授のES細胞論文を撤回へ 捏造をなさった黄教授一人が悪者になっている感じがしますが、捏造問題が取り上げられてから数ヶ月で「捏造」ということが判明するようないい加減な内容を「一流科学誌」と呼ばれる「サイエンス」が掲載した事が最も大きな問題です。社会的に注目を浴びている内容である以上、掲載には慎重であるべきです。 ソウル大の調査委員会はES細胞のDNA分析を3カ所の外部機関に依頼している。大学関係者は「DNA分析を依頼した外部機関の1カ所が、DNAが一致しないという結果を出した」と明かし、「他の2カ所も類似の結果が出る可能性が高い」と語ったという。要するに、この内容の論文が投稿された時点で、レフリーを担当した同分野の科学者が居たはずで、その方が「DNA分析の結果を示すこと」というようなコメントをつけていれば掲載前に「嘘」が分かったはずです。商業誌である「サイエンス」としても画期的な成果をいち早く掲載したい、という営業面でのプレッシャーもあったかもしれません。 我が国でも石器の捏造などもありましたし、今年もいくつかの大学で「捏造」が行われたと問題になっていますが、いずれも当該分野の学会が「捏造」を見抜けなかった、あるいはお互いの利益のため、疑問があってもあえて議論もしなければ精査もしない、という結果がこのような事態を招いている訳です。私が学生だった20年ほど前は、学会で喧々囂々の議論がなされていた記憶がありますが、最近ではどのような内容を発表しようと議論が起こりません。このような状況に陥っている事が捏造の温床となっているのでしょう。 科学者全体の問題と捉えていかないと、科学に未来はありません。
by f16fightingfalcon
| 2005-12-30 23:24
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