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2006年 02月 06日
究極の秘境駅が消える
JR化以降の北海道の鉄道、豪快に廃止されてしまって、私が学生時代のような鉄道とバスだけを使って旅行することは事実上不可能になってしまっていますので、いまさらいくつかの駅が廃止されても仕方ないことでしょう。それ以前に、今まで良く残っていたものだと思います。 記事にもあった張碓、南下沼他、7駅が3月18日のダイヤ改正とともに廃止されます。 張碓 :函館本線 銭函~朝里 間どの駅もほとんど列車が停車しなくなっていたような駅で、特急が止まる駅や、終着駅など比較的大きな駅に隣接した駅が多いような気がします。比較的近い距離の移動は車が利用されることが多いため、これらの駅から乗車し、大きな駅まで移動する、というような需要がなくなってしまったのでしょう。特急列車による都市間輸送以外の利用は極度に少なくなってしまったようです。 石北本線など、旭川を出て上川から遠軽まで、ほとんど無人地帯を走っています。この間に、一定の間隔で駅があったのですが、上川~白滝間は何年か前に普通列車が廃止され、さらに駅も廃止されていて、今では上川を出ると特急列車の停車駅以外はないに等しい状態ではないでしょうか。まだ廃止されるわけではありませんが、上白滝など、白滝方面へは7:04発一本だけですし、上川方面へは17:26一本だけです。要するに、朝、列車で白滝方面へ移動した人が、鉄道で帰ってくるためには17:20白滝発の列車を利用するしかないわけで、学校に通う子供がいる、という話を聞いたことがありますが、本当に利用者がいるのかはなはだ疑問です。ちなみに上白滝の登り方面の隣の駅上川との間は新白滝とか奥白滝というような駅があったのですが、廃止されてしまって、隣の駅であるにもかかわらず普通列車で1時間以上かかる区間になっています。このような状態では、仮に人が住んでいたとしても、免許を取った人は車を使いたくなりますね。旧池北線の北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線も今年の4月20日に廃止されてしまいます。寂しいですが、これも時代の流れなのでしょう。 3月18日の「ダイヤ改正」、空港へのアクセスや、八戸からの新幹線乗り継ぎ特急の増発などが盛り込まれていますが、同時にこのような廃止も盛り込まれています。大阪の私鉄などは「ダイヤ改正」とは言わず、「ダイヤ変更」と言っていたと思います。JRは、「変更後は正しい」と言う意味になってしまう「改正」と言う言葉を使っています。JR化後20年近く経ちますが、まだなんとなくお上の鉄道、と言う感じがします。
by f16fightingfalcon
| 2006-02-06 00:38
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