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2006年 03月 17日
<愛媛県警>Nシステム情報流出か 車10万台ナンバー
本来、私用パソコンを仕事に使う場合、「許可」が必要だと説明されていましたが、「何が流出したかわからない」状況になってしまうのはデータの管理がいかにずさんだったかということを物語っています。「許可」などほとんど形式的なものだったのではないかと想像します。 さて、このNシステム、の情報、「ナンバーは公開された情報で収集に問題はない」との説明で情報を収集しています。 「各種事件のN資料」と名付けられたフォルダー内のファイルは、いずれも99年の日付で、ほとんどが1日単位で区分されていた。この装置を設置した愛媛県や香川県、徳島県の国道、高速道路を通過した車のナンバー、通過日時が保存され、記録は約10日分、延べ約10万台に上った。集められた情報がここまで分析されてしまったら、いかに「公開情報」とはいえすでに捜査資料の状態になっています。このような、アクセスを制限されているはずの情報が使用パソコンにコピーされ、流出してしまったのですからお粗末です。何らかの事件があった場合、特定の時間に場所を特定の方向に走っていった車は「被疑者が含まれる」という考え方で捜査を進めているはずですから、そのナンバーのリストは言わば「被疑者の車リスト」です。 私の同僚、職場で仕事中に、いきなり警察から電話がかかってきて、「あなたの所有する車が○月○日○時○分に、×××付近を北に向かって走行したようですが、運転していたのはあなたですか?同乗者はいましたか、どこへ向かったのですか?何のために出かけたのですか」などとしつこく聞かれ、憤慨していました。近くであった事件の目撃者や関係者の洗い出しだったようですが、ほとんど容疑者のように質問攻めだったそうです。(私も彼も「被疑者」として扱われた経験はないので良くわからないですが) このような用途に使われる情報なのですから、一層厳重な情報管理が必要だと考えるのが常識でしょう。
by f16fightingfalcon
| 2006-03-17 08:16
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