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2006年 05月 11日
<HIV>献血者の陽性率、前年同期上回る 1〜3月
血液検査目的で献血する方が多いのも問題ですが、HIVについても、検査結果から推算した陽性率が人口10万人あたり2,000人になっているそうです。少し前に厚生労働省から発表された昨年度の統計で、保健所などでの検査を受けた件数が100,287件、陽性だった方が1,124人だったそうですから、献血した人の方が倍ほど陽性率が高い、と言うことになります。それぞれ、気になる人が検査に行くのか、献血に行くのか、と考えたときに献血の方がハードルが低いので、献血を選択した人が倍ほど多かったと言うことだと思います。検査よりも献血の方が高いというのはそれぞれの制度の趣旨から考えてもかなり変な話で、やはり検査したい、と考える人はきちんと自治体や医療機関が提供している検査を受けるべきでしょう。 ここまで来ると、本当にHIV感染を征圧したいのであれば、全国民検査する、と言うことも考えないと、できないのかもしれません。個人情報保護法ができていますから、やっても大丈夫なはず、です。感染症や病気を征圧するのは、きちんとした状況の把握と患者・感染者の把握が第一歩だと考えます。 でも、注射が痛くて献血に行かない、と言う若者が多いそうですから、「全員検査」は難しいのかもしれません。世の中、自分のことしか考えない人が増えているのでしょう。
by f16fightingfalcon
| 2006-05-11 06:53
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