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2006年 05月 26日
フィルムカメラ開発終了へ キヤノン社長が表明
私自身キヤノンのカメラにあまり興味はありませんが、これで、ほぼフィルムカメラが終焉を迎えたということでしょう。残念なことですが、仕方ありません。 キヤノンの内田恒二社長は25日、記者会見し、フィルムカメラ事業について「今後は新規開発は難しい」と話し、新製品の開発を終了する方針を明らかにした。既に販売している商品の製造は「需要のある限り続ける」としている。私も「特殊なニーズ」の一人なのでしょうが、フィルムカメラはカメラ、レンズ、フィルムをプロと同じものを使って、同じ条件で撮影すると、プロと同じ写真が撮影できるような気にさせるところが良かったです。そんなに単純ではないのですが、プロと同じ機材を使って撮影する楽しみというのはそういうものだったのかもしれません。「プロ」と名のつくPKRやRVPのようなリバーサルフィルムで撮影すると、うまく行ったときは本当に美しい色が再現されます。デジタルの写真は、本当に手軽ですが、撮影してから実際の写真としてみるまでにさまざまなテクニックが介在します。また、プリントするのか、画面で見るのか、その画面は液晶なのか、ブラウン管なのか、PDPなのかによって、同じ写真の見え方がかわってきます。プロは撮影した写真、すなわちデータをそれをそれぞれの用途にふさわしく加工しなければならず、アマチュアが「プロ並」を目指すことが難しくなったのではないかと思います。もちろん、デジタルカメラの普及で気軽に写真を楽しむにはいい時代になったと思います。 あとは、フィルムメーカーが撤退しないよう、祈るばかりです。
by f16fightingfalcon
| 2006-05-26 08:38
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