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2006年 05月 29日
地域の「食育」活動 PTAがおにぎり/乳製品で朝の給食
「食育」の問題への対応としてさまざまな対策がなされているようです。食育の基本が「朝食」にあるとの認識から子供達がどれだけ朝食を食べてきているか調査し、不足がある場合に何らかの対応を学校ごとに行っているようです。ある学校では、朝食を食べてこない子供達のために牛乳やチーズなどの乳製品を準備し、登校後や休憩時間など、好きな時間に食べても良いと言うことにしたそうです。それに対する子供達の反応は以下の通りです。 「いつも何を食べようか考えている。以前は給食までにおなかがすくこともあったけれど、今はほとんどなくなった」子供達、乳製品は好きなので、制限がなければすぐに食べ過ぎてしまうはずです。また、給食が正しく栄養のバランスなど考えたものであるとすれば、給食までにお腹がすく、と言うことはさしたる問題ではなく、お腹をすかして給食を食べる、という、ある意味「食育」の基本が出来ていない、と言うことになってしまいます。ちゃんとしたお昼ご飯であるはずの給食までに乳製品を食べるなど、「間食」でしかありません。それぞれの子供の事情を考慮し、本当に朝ごはんを食べてくることが出来ない子供達に対応するなら分かりますが、変な意味で横並びに全員を対象に準備してしまうため、「間食」を奨励するようなことになっているのではないかと思います。 現実的にご両親の仕事の都合で朝食を食べることが出来ない子供達がいるのも分かります。その子たちのことを考えると、学校やPTAが親身になって朝食を食べてくることが出来ない子供達に朝食をお世話するのは大切なことだと思います。 だからと言って、子供達に学校からのお仕着せで乳製品を食べてもらおうとは思いません。本当の意味での「食育」が求められています。
by f16fightingfalcon
| 2006-05-29 22:32
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