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2006年 06月 06日
<絵画酷似問題>芸術選奨取り消し決定 選考方法の改善指示
権威ある「芸術選奨文部科学大臣賞」受賞者が「盗作」下という疑惑ですが、このような盗作を行うような画家を選んでしまった審査員の責任は重いです。審査員はこの分野の専門家が選任されているはずで、画家であったり、美術評論家であって、この画家の絵が十分に権威ある賞に値するか判断するのが役目です。 芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した洋画家の和田義彦氏(66)の作品がイタリア人画家、アルベルト・スギ氏の作品と酷似している問題で、文部科学省は5日、授賞取り消しを正式決定した。1950年に創設された芸術選奨の賞取り消しは初めて。小坂憲次文科相は「授賞取り消しという事態を招いたことについては、誠に遺憾」とのコメントを出し、選考方法などを早急に改善するよう文化庁に指示した。受賞を取り消したり、賞金を返還させたりといった対応ですが、「なかったこと」にするかのような動きです。この画家の疑惑については02年の段階から指摘されているようですが、そちらの方も受賞しておられるとのことです。 一方、和田氏が02年に「安田火災(現損保ジャパン)東郷青児美術館大賞」を受賞した「想」も、スギ氏の作品と構図などが酷似していることが指摘されており、美術館を運営する損保ジャパン美術財団は7日、当時の選考委員を集めて会議を開く。委員会の見解を受け、同日の財団理事会で、受賞取り消しを含めた何らかの判断を下す予定という。 同大賞は、中堅洋画家を対象に77年に創設された、美術界の権威ある賞の一つ。疑惑が疑惑のままで放置され、しかも権威ある賞を受賞してしまうのが全く解せません。「審査員の増員や、文化庁による候補者の調査の充実を検討する」そうですが、これまで選んできた審査員はいったいどういった観点で受賞を認めたのでしょうか。文化庁による調査を充実させる、と言うことは、文化庁が受賞候補を絞り込んで、委員に議論いただくような形の選考会議だったのではないかと思います。また、審査員全員がこの画家の行為を知らなかった、と言うことかもしれませんが、それであれば「知らない」委員を選んだ責任がありますし、こういう席で思ったことが言えない、となると仕事を放棄していると言うことでしょう。 これまで出してきたこの「芸術選奨文部科学大臣賞」、このような不祥事があったのですから、これまでの誤りを正し、過去の受賞者についても検証することが必要です。受賞に値しないものが含まれていれば、受賞取り消しなどの措置が必要でしょう。選んだ委員も何らかの処分が必要です。まねされたスギ氏、審査員相手にも訴訟を起こすかもしれません。 一度失った信頼の回復は、きわめて困難だと思います。
by f16fightingfalcon
| 2006-06-06 00:22
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