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2006年 06月 30日
<コガネムシ>65年ぶり新種発見 三重・鈴鹿川河川敷
いま、ちょうど「ファーブル昆虫記」を読んでいて、コガネムシの生態について書いてあるあたりに差し掛かっています。コガネムシ、シデムシ、オサムシといった甲虫類の生活史、産卵や幼虫の生活など、かなり面白いです。いろいろな昆虫の卵や幼虫、動物の死骸、フン、落ち葉などが食料として使われていて、これらの虫によって死骸やフンが片付けられたり、特定の虫が増えるのが抑制されていたりして、自然界がバランスをとっていることが良くわかります。丹念に観察して大部な「昆虫記」を著したファーブルさんは凄いとおもいます。 ファーブルさんから100年以上経過し、科学が発展して行っても、まだ地球上の生物にはわからないことがたくさんあり、ごく身近なところでも新種の発見があるのは驚きです。 三重県鈴鹿市庄野町の鈴鹿川河川敷でコガネムシの新種が見つかり、発見者の医師で市自然調査員、稲垣政志さん(51)が29日、発表した。甲虫目コガネムシ科コケシマグソコガネ属で、種の仮称の和名を「ハバビロコケシマグソコガネ」と名付けた。日本昆虫分類学会が新種として認定した。コガネムシ科のうち同属の新種発見は65年ぶり。たくさんの昆虫を丹念に観察していないと、さして目立つ虫とは思えない「体長3.5ミリ前後で、光沢のない黒色。特徴として、前の羽に毛がなく、背中の前部にくびれがない。」というような姿を見てすぐに「新種」とはわからないでしょう。これまでの観察や地域の昆虫についての研究の蓄積があって、はじめて可能になる新種発見だったのだとおもいます。天文学や鳥や虫の生態学など、「アマチュア科学者」が活躍できる分野で、「本職」の興味が向かない部分をアマチュアが丹念に観察して成果を出しているようです。生物学の本職は「お金」にならない「コガネムシの新種」の発見など興味がないのかもしれません。 ところで学名をつける権利が発見者にあるので、発見者は奥様の名前を入れられたそうですが、星や美しい蝶などならともかく、「体長3.5ミリ前後で、光沢のない黒色。特徴として、前の羽に毛がなく、背中の前部にくびれがない。」という、和名「ハバビロコケシマグソコガネ」ですから、私なら少し躊躇しますが。
by f16fightingfalcon
| 2006-06-30 08:23
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