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2006年 07月 17日
<パロマ事故>欠けた安全意識 メーカーも行政も放置
<パロマ事故>系列会社が不正改造、87年以前には把握 確かにこの問題、メーカーも行政も十分な安全意識を持たず、最も優先すべきユーザーの安全をないがしろにした結果だと思います。 20年間に15人が一酸化炭素(CO)中毒で死亡したことが明らかになったパロマ工業製の瞬間湯沸かし器。なぜ、メーカーも経済産業省も相次ぐ事故に対応できなかったのか。そして、事故原因とされる安全装置の改造はなぜ行われたのか。パロマの当事者意識に欠けた対応、事故情報が共有できない行政組織、経済性や利便性を求める現場……。取材を進めると、安全がおろそかにされている実態が浮かんでくる。「経済性や利便性を求める現場」というのが気になります。この「現場」には当然ながらユーザーも含まれると考えられます。今回の「違法な安全装置の改造」もユーザーからの要求があったからやられていたと読み取れます。 今回、パロマが事故理由としているのは、安全装置の改造だ。安全装置が作動すると、ガスが点火してもすぐに消えてしまうため、異常時に遮断される電流が常時流れるようになっていた。こうした工作は、業界で「短絡」と呼ばれていた。これでは、安全装置が付いていても意味はありません。「知識がある人は、危険を認識しているのでやらない」らしいですが、「知識がない人」がガスの工事を行っていたと言うことなのでしょうか。ガス工事にも資格が必要だと思いますが、その資格の中に一酸化炭素中毒の危険性の知識や、そのために取り付けられている安全装置に関する知識は含まれないのでしょうか。 企業で製造や開発に使用する設備にはかなり厳重な安全装置が組み込まれていて、可動部に手を突っ込むとセンサーが作動して装置が停止したり、ふたをきちんと閉めていないと電源が入らないなどの装置が付いています。通常の作業に用いている場合は気になりませんが、何らかの異常や非定常の作業を行う場合など、安全装置があるときわめて不便で、理屈が分かっていると、違法改造するまでもなく安全装置をすり抜けて作業することができてしまいます。今回の事故も「お湯が出なくなって困った」という非定常の場合に手っ取り早い対応を考えたらこのような結果になった、と言うところでしょう。従って、定常状態を想定した安全装置は設置されていて、建前上は役所もメーカーも「十分な対策があった」と主張しているのだと思われます。 仮に製品として認証された安全装置の稼働状況を確認する、と言うようなことが制度化されてしまうと、他の製品も同様に点検する必要が出てきます。例えばカーナビのディスプレイ、走行中に運転手に見える方向でディスプレイが写らない、と言うような安全装置、ついていたような気がしますが、ほぼ間違いなく外されていると思われます。このようなものまで全数点検する、と言うような話になりかねません。もちろん、必要なことを実施するのは結構ですが、もう少し、役所やメーカーに責任を押しつけるだけでなく、何が危険で安全装置が付いているのか、外すとどうなるのか、と言うような基本的で本質的な知識はユーザーも持つべきだと思います。それに必要な情報は役所やメーカーが積極的に開示していくべきだと考えます。
by f16fightingfalcon
| 2006-07-17 00:32
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