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2006年 07月 19日
いま、ワープロがあたらしい!?
25年ぐらい前、私の学生時代にワープロが普及し始めたのではないかと思いますが、あまり一般的ではなかったように思います。大学に先生方共用のン百万円した、と噂のワープロが一台、専用の部屋を与えられて鎮座していましたが、使っているのは新しい物好きの某教授だけで、私の恩師は「和文タイプライター」を使っていました。あの「グリコ森永事件」で脅迫状を作成するのに使われた和文タイプライターと同型機だったそうで、警察が事情聴取に来たのを覚えています。大学院に進んだ頃にPC88やPC98、MZ80Bなどのパソコンが研究室に現れ始めて、ワープロソフト「ワードスター」で修士論文を作成しましたが、上付きや下付き、ボールド体などは今のHTMLのようなタグを入力しなければならなかった上、プリンターではなく電動タイプライターを接続して印刷していましたから、ギリシャ文字など、いちいちプリントを停止し、ホイールを入れ替えて打ちました。徹夜して印刷していたりすると、たまにどっちのホイールかわからなくなって、ギリシャ語の論文みたいになってしまった覚えがあります。 会社に入って、しばらくはやはり共通のワープロでしたが、90年ごろからラップトップ型のワープロが出てきて自分の机の上に置いて専用にしていました。数年同じワープロを使い続けていたので、辞書も鍛えられてなかなか使いやすかったです。でも、もう一度そのワープロを使いたいかというと、NOで、やっぱりパソコンの方が便利ですね。当時のワープロ、ワープロ自体に簡単な作画のツールがついていましたが、図面を張り込んだり出来ませんでしたので、スペースをあけて切り貼りで図面をつけたりして、結構面倒でした。作図のソフトで作成した図面をワープロ文書にそのまま張り込むのに慣れてしまうと、はさみと糊には戻れません。ちなみに私が使っていた機種、モデムをつければ「パソコン通信」が可能になっていて、ニフティのメールなど読んでいました。ワープロでパソコン通信していた人って、他にもいるのでしょうか。
by f16fightingfalcon
| 2006-07-19 09:16
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