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2006年 08月 10日
<新薬開発>大学から企業へ、研究成果を橋渡し 文科省
拠点作り、というのが最近流行ののキーワードになっているようです。単純な研究テーマの支援ではなく、「拠点」として整備するので5年~10年支援が続くような計画で、10年間続いたとすると総額300~400億円となりますが、1年あたり総額30~40億円で10箇所ですから、1箇所当たり3~4億円となります。この程度投資額でどれだけ十分な成果が得られるのか良くわかりませんがやらないよりマシ、焼け石に水、という程度ではないでしょうか。 直接比較は出来ないのかもしれませんが、製薬会社の新薬開発のための費用が1000億円程度、10年~20年の期間かかるといわれていますから、それに比べるとはるかに少額ですし、10箇所に分散投資するためあまり効果がないのではないかと考えます。もともと、大学の医学部などであれば新薬開発のためだけに力を裂くわけではありませんから、このような「拠点」を作るような投資は機関を絞り込んでナショナルセンターとして集中的に投資して、各地の大学で出た有望な成果について新薬開発のための試験を請け負う機関として確立したほうが効果的なのではないかと思われます。もちろん「受益者」である製薬会社からも一定の負担をもらう必要があると思います。 この程度の額なら、公募をかけて受託するような予算規模の大きい大学が自助努力で設立するような「拠点」だと思われます。それぐらいの自由度はあるはずです。また、これまでも、COEだの拠点形成だのといった題目で、「創薬]といったような、この分野のテーマも選ばれているのではないかと思います。それらの「拠点」にすでにどれだけお金を使っていて、どれだけの成果が得られたのか、きちんと検証してからこのような制度を設計するべきでしょう。 全国のブロック圏域ごとに作るなどという意味のないことすると、本来の目的がうやむやになり、先日から話題になっているような「不正使用」につながっていくのではないかと危惧します。 大学の研究成果を新薬や医療器機の開発につなげるため、製薬会社などに成果を橋渡しする拠点作りに、文部科学省が来年度から取り組む。全国の大学などから公募により10カ所程度を選ぶ方針。再生医療やゲノム研究などの先端医学研究を、医療現場で実用化しやすいよう整備していく。
by f16fightingfalcon
| 2006-08-10 09:09
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