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2006年 10月 19日
光ディスク訴訟で日立の1億6000万円の支払い確定=最高裁 この訴訟、まだ続いていたのか、という印象ですが、結局、かなりの部分が発明者の主張が受け入れられて確定にいたったようです。この特許は光ディスクの基本的な部分の機能にかかわるもので発明は1970年代になされたもので、特許はすでに失効しており、「特許がいくら稼いだか」計算可能な状態で、その中の取り分を争っていたものです。外国特許の扱いに関する法解釈の問題や、パテントプール、クロスライセンスをどのように扱うか、といったことが争われました。外国特許も請求の対象になるという判断や、パテントプールやクロスライセンスの効果を特許料をもらっている企業からの特許料収入をベースに市場占有率を加味して推定したところが判決の斬新な点ですが、当然といえば当然といえます。 大学の先生など特許がよくわかっていない人たちは、このような判決を見ると、「特許は儲かる」と思うのかもしれませんが、光ディスクの様な売り上げが極めて大きいものでないと、全体の収益に対する特許や発明者の寄与をかけると極めて少額になります。特許持っていても活用せねば1円も儲かりませんし侵害警告を発したり、交渉したり、とても発明者だけではできません。あまり幻想を抱かずにしっかりと仕事をしたいものです。 でも、どんなくずのような内容の特許でも出願した、と言うような段階で一定量の褒章がもらえる大企業の制度も、私のような凡人にはありがたい制度です。
by f16fightingfalcon
| 2006-10-19 00:04
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