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2005年 09月 18日
化学物質対策で国際戦略案 途上国を支援、石綿も全廃
環境ホルモン問題がクローズアップされた1998年、私も化学に関わる仕事をしているので、種々の情報を集めた記憶があります。この問題の火付け役となったコルボーンらの「奪われし未来」や立花隆の「環境ホルモン入門」、私の記憶では最も早く化学者としてこの問題の見解を著した京大筏義人教授の「環境ホルモン—きちんと理解したい人のために」など参考にしながら調査を進めました。当時、私自身本質を理解していたと言えませんが、コルボ−ンや立花隆氏はこの問題を必要以上に煽っていた感があり、筏先生の本がブルーバックスとして出版された時に安心した事を思い出します。立花隆氏は決してこの分野の専門家ではないジャーナリストであり、さらには専門家でない「東京大学立花ゼミ」の学生に調査、執筆させた部分もあって、「公開されている情報」ではありますが、その解釈を専門外の方が行った結果、がセンセーショナルな文章で紹介されている訳です。このような問題は化学者あるいは生物学者など、専門家がきちんとした情報に基づき情報を発信する事が重要だと思いました。 結局、当時の私の結論は、「よく分からないので、私は化学者としては理解できるよう努力し、企業人としてはビジネスチャンスとして捉え、一般人としては不安なものは避ける」と言う事でした。今の「環境対策」かなりの部分「環境規制対策」であり、対策がなされている、と言う事が商売上の利点になりうる訳です。1998年当時、ポリスチレンの容器に入ったカップラーメンがこの問題で売り上げを落とし、こうした問題とは関係のない紙の容器のカップラーメンが売り上げを伸ばしました。本質とはかけ離れていても、「環境(規制)対応」をいち早く行う事で一定の売り上げが期待できる、という事です。某自動車メーカーなど、ハイブリッド車で燃費を50%向上して地球環境保護に寄与しているような感じではありますが、本当に地球環境や化石燃料使用量削減を考えた場合、あんなにたくさん車を売る事をやめるのが一番です。あくまでも売り上げ、事業のための環境対応、である訳です。
by f16fightingfalcon
| 2005-09-18 22:04
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